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GitHub Copilot Chat 入門

学習目標

このセクションでは、VS CodeでGitHub Copilot Chatを使い始めるための基本的な操作を学習します。

前提条件

  • Visual Studio Codeの最新版がインストールされていること
  • GitHub Copilotへのアクセス権があること
  • VS CodeでGitHubにサインインしていること

学習内容

1. Copilot Chatへのアクセス方法

演習1: 各種アクセス方法を試す

  1. Chat viewを開く
    キーボードショートカット: Ctrl+Alt+I
    
  2. VS Codeのタイトルバーにある Copilot メニューから Chat を選択
  3. サイドバーに Chat view が表示されることを確認

  4. インラインチャットを開く

    キーボードショートカット: Ctrl+I
    

  5. エディタ内で直接チャットを開始
  6. 選択したコードに対して質問やリクエストを送信

  7. クイックチャットを開く

    キーボードショートカット: Ctrl+Shift+Alt+L
    

  8. 素早く質問して、すぐに作業に戻る

2. 基本的なプロンプトの送信

演習2: 簡単な質問をしてみる

C#のサンプルコードを使って、以下の質問を試してみましょう:

public class Calculator
{
    public int Add(int a, int b)
    {
        return a + b;
    }
}
  1. コードを選択して、以下のプロンプトを試す:
  2. "このコードを説明してください"
  3. "単体テストを生成してください"
  4. "エラーハンドリングを追加してください"

3. チャットモードの理解

演習3: モードの切り替え

  1. Chat viewを開く(Ctrl+Alt+I)
  2. チャットモードのドロップダウンから各モードを選択:
  3. Ask: 質問や説明を求める
  4. Edit: 複数ファイルの編集
  5. Agent: 自律的なタスク実行

各モードで同じプロンプト「Calculator クラスに Subtract メソッドを追加して」を送信し、動作の違いを確認します。

4. コンテキストの追加

演習4: #-mentionを使う

  1. 新しいチャットセッションを開始(Ctrl+L)
  2. 以下のコンテキストを試す:
    #file:Calculator.cs このファイルにDivideメソッドを追加
    #codebase ゼロ除算の処理はどのように実装されていますか?
    #selection 選択したコードを最適化してください
    

5. 応答の活用

演習5: コードブロックの適用

  1. Copilotの応答にあるコードブロックにマウスをホバー
  2. 表示されるボタンを確認:
  3. Apply in Editor: エディタに適用
  4. Copy: クリップボードにコピー
  5. Insert at Cursor: カーソル位置に挿入

実践プロジェクト

シナリオ: 電卓アプリケーションの拡張

以下の手順で、Copilot Chatを使って電卓アプリを拡張します:

  1. 基本クラスの作成

    プロンプト: "四則演算ができるCalculatorクラスを作成してください"
    

  2. 単体テストの追加

    プロンプト: "#file:Calculator.cs このクラスの単体テストを作成してください。xUnitを使用し、日本語でテストメソッド名を記述してください"
    

  3. エラーハンドリングの実装

    プロンプト: "Divideメソッドにゼロ除算のエラーハンドリングを追加してください"
    

  4. 履歴機能の追加

    プロンプト: "計算履歴を保存する機能を追加してください。最新の10件を保持します"
    

まとめ

このセクションで学習した内容: - Copilot Chatへの3つのアクセス方法 - 基本的なプロンプトの送信方法 - チャットモードの違いと使い分け - コンテキストの追加方法 - 応答の活用方法

次のステップ

次は「コンテキスト管理」について学習し、より効果的にCopilot Chatを活用する方法を習得しましょう。